...しばらくの間は気まずい沈黙を守っていなければならなかった...
芥川龍之介 「路上」
...そこにただよっているなんともいえぬ気まずい空気だった...
有島武郎 「親子」
...気まずい顔をしておりました...
岩野泡鳴 「猫八」
...気まずい衝突を避けるのである...
太宰治 「佳日」
...気まずい事の起らぬうちに早く引き上げましょう...
太宰治 「帰去来」
...何か気まずい事の起る度毎(たびごと)に...
太宰治 「斜陽」
...二人の間には気まずい隔てができた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...親は? 兄は? 何んと申す」「それはあの」「そして家は何処(どこ)だ」「それは申上(もうしあ)げ兼ねますが」「何んという」それは思いも寄らぬ気まずい別れでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...気まずいようでもあり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...船頭は気まずい顔で...
久生十蘭 「奥の海」
...気まずい顔でハンドルを握っていた...
火野葦平 「糞尿譚」
...気まずい沈黙があった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ほかから耳にはいっては気まずいことになると思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...五郎蔵暫時見惚れて居たがハッと半次に気付いて気まずい思い...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...気まずいものがただよっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...あれきりじゃ何かお互いに気まずいままだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...合力をうけに行くのは気まずいと思うなら...
吉川英治 「八寒道中」
...あの気まずい別れぎわの春日の揚言(ようげん)と哄笑(こうしょう)とが...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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