...知事のウエントオースはルムフォードの馬に乗った姿を見て気に入り...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...少将の大のお気に入りの女給仕だ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...彼のお気に入りの小間使いでもあり...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...『オウルド・ビリイはこの客間がばかに気に入りましてね...
谷譲次 「踊る地平線」
...とても気に入りましたよ...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...わたしの気に入りませんでした...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...道庵先生はこの仙公がお気に入りというわけでもなんでもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...親方のお気に入りの娘分...
中里介山 「大菩薩峠」
...貴方は彼女のお気に入りになって...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...顔を洗ひ髪を撫(な)でつけて着物もみづから気に入りしを取出(とりいだ)し...
樋口一葉 「うつせみ」
...お糸さんはすぐ是等の人人にもお気に入りになつた...
平出修 「二黒の巳」
...但し我気に入りたるとて用にも立ぬ者に猥に与ふべからず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...ほかの落語家がヤレ簪(かんざし)だソレ櫛だとあの子の気に入りそうなものを買ってきては御機嫌をとるなかで...
正岡容 「圓太郎馬車」
...あれは大気に入りですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大したお気に入りです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その内には親にも気に入り娘にも気に入るような男が出来るとそれから結婚の約束が成立つので格別な場合を除くの外は大概そういう風になっています...
村井弦斎 「食道楽」
...どんなにお気に入りましてもそのお二方並みにはなれないことでしょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...我らの持つものこそ最も我らの気に入り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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