...こうあってこそはじめて神もわれわれを助けるであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「私はいつか貴君に助けられた者だ」彭は女から舅さんは蟹の王であると言われたことを思いだした...
田中貢太郎 「荷花公主」
...父の命だといつわって金を贈って喬のくらしを助けた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「連城」
...それは十個の大学より以上に科学の助けとなるのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...彼らはたがいに助け合うことを承諾したはずである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...上りかける太陽の光の助けを得た...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「苦しいか」「く、苦しうございます」「さあ、もっと苦しがれ」「死にます、あ、あ、息が絶えてしまいます、死んでしまいます」「締め殺してくれようか」「あ、苦しい、苦しい」「その苦しみを、お前の心中立てする男に、見せてやりたいわい」「もう、お助け下さい、もうお手向いしませんから、どうぞ命をお助け下さい、この上、あなたは、ほんとうに、わたくしを殺しておしまいなさるんですか、あ、刀を、刀をお抜きになって、それでわたしを殺しておしまいなさるのですか、ああ、いけません、わたくしは、まだほんとうに、殺されたくはございません、生きて、生きていたいのでございます、生きて一目あの人に……生きていなければならないのでございます、もうお手向い致しませんから、その代り、わたくしの命だけはお助け下さいまし、どうなってもようございますから、命だけはお助け下さいまし、あ、あ、あれ――人殺し……」女はついに悲鳴をあげました...
中里介山 「大菩薩峠」
...女の荷物の片附けを手助けしてやり...
中原中也 「我が生活」
...助けを呼んでみます...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...ぼくを助けてくれなければならない...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...もと蛇が大いに耕作を助けた時の遺風と知れる...
南方熊楠 「十二支考」
...むしろこの貝の人を助ける力を忘れてしまい...
柳田国男 「海上の道」
...何か文化的な仕事を助けたいと...
柳田国男 「故郷七十年」
...旅情を慰める助けとはならず...
横光利一 「欧洲紀行」
...飽くまで互に助け合わねばならぬのだ」「義兄弟にでも何にでもなるがいい...
吉川英治 「剣難女難」
...助け給え...
吉川英治 「三国志」
...良兼殿を助けないか)と...
吉川英治 「平の将門」
...――頼朝の生命(いのち)を助けてとらすなどという事は」「…………」「和郎(わろ)にわからんか...
吉川英治 「源頼朝」
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