...ほんとうに助けてやる心算(つもり)でしたわ...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...此の如き幸福よりも遙かに我等の本質の成長を助ける...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...あたしが命を助けてあげたことをごぞんじないんだわ」と...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...今度はラツール記者に僕らが助けられるという事になるらしい」「おいダビット...
海野十三 「恐竜島」
...このふたりの命を助けたうえ...
江戸川乱歩 「影男」
...執事に助けられながら入って来た...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...わたしはあなたを助けて祭をする人としてお仕え申しましよう」と申しました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...「どうか私を助けてください」道人は頷(うなず)いて符(ふだ)を二枚出した...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...その助ける手段方法については...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたくしを助けてお連れ下さった猟師さんや...
中里介山 「大菩薩峠」
...「道場の一件か」「エ、川波勝彌殺しに熊吉殺し、あれは矢つ張り自首した林彦三郎が下手人でせうか」「解らないよ」「あつしは、あの娘ぢやないかと思ふんだが、――あの娘が、姉の敵打ちの心算(つもり)で、川波勝彌を殺し、それを知つて強請(ゆすり)がましいことを言ふんで、熊吉を殺したんぢやありませんか」「さア」「林彦三郎は、娘を助けたさに、身に覺えのない罪を背負つて名乘つて出たんぢやありませんか」ガラツ八の疑(うたが)ひは尤もでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手前があなたのいのちを助けてあげます...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...葉石(はいし)等志士の運動を助けんと企(くわだ)てしかど...
福田英子 「妾の半生涯」
...助けてやるから、あの二人の身体(からだ)を水から上げろ...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...その虫を助けたのは初夢を本当にしたためと思えば...
夢野久作 「虫の生命」
...女を助けても女が取りすがってくる柄(がら)でないことは...
吉川英治 「江戸三国志」
...ここで会(あ)ったのは神さまのお助け...
吉川英治 「神州天馬侠」
...もう駄目だと思われていた牝牛を自分が助けてやった思い出話を一つ一つ話して聞かせながら...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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