...殿さまは、アンネ・リスベットにむかって、うなずいて手まねきしました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...藩では殿さまのつぎに位する権力ならびないおかたです...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...すっかり殿さまぶっちまやがって...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...銀糸の五つ紋の羽織りに上田織りの裏付けの袴をはいた殿さまが...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...殿さまの立場としては二千両も遣いこまれたうえのことでもあり...
山本周五郎 「思い違い物語」
...殿さまから内密に...
山本周五郎 「思い違い物語」
...――まるで殿さま気取りじゃないか...
山本周五郎 「半之助祝言」
...当主は殿さまと呼ばれているし...
山本周五郎 「風流太平記」
...近在の者は甚兵衛を殿さまと云っているだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...殿さまを新吉原へお伴(つ)れ申し...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「殿さまは大丈夫だ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「――殿さまはずっと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...お互いの手から手へ渡すのを拝見しました」「人払いもせずにですか」「殿さまはああいう御気性ですし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...どうしろと仰しゃるのですか」「殿さまは御病気でございます...
山本周五郎 「山彦乙女」
...「殿さまがお隠しになったのではございませぬか...
吉川英治 「黒田如水」
...色代(しきたい)うやうやしげに――若殿さま御婚礼のお祝いに...
吉川英治 「私本太平記」
...世にも、おめずらしいほど、殿さまが、おヘタなのでございます」「ばかを申せ...
吉川英治 「新書太閤記」
...殿さまのお立ちあそばすおいとまもございませぬので……」吉保の侍臣からいわれて来たことばを...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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