「殆」の意味
ほとんど
小説での「殆」の使い方
...人類の哲学から関心を閉め出そうというこの努力は殆んど無意味に終るだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...家の用は殆んどしない...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...「隆ちゃんの病気も殆んどなおったようですから...
豊島与志雄 「反抗」
...主な國々に一つ位殆ど天照といふ字を冠つた神社があります...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...殆んど全く容喙出来ない世界があつて...
中原中也 「宮沢賢治の世界」
...プラトンが(SymP. 180 b)agapaを殆ど eraや phileと同義に用ゐてゐる一例によつてもすでに證明される...
波多野精一 「時と永遠」
...殆どその使ひ方も知らぬ異樣な力として彼等自身のうちに持ち扱つてゐるところの...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「或女友達への手紙」
...話し聲は殆ど聞き分けられない...
堀辰雄 「初秋の淺間」
...殆んど毎夏のようにO村にお出かけになっていたようだった...
堀辰雄 「菜穂子」
...殆ど照子と同量位ひしか飲んでゐなかつたにも関はらず(確か二本目の銚子は大分残して来た...
牧野信一 「妄想患者」
...殆んど有り得べからざるもののように思えた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...殆ど息もしないでゐる...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...全部ではないが要点は殆んど聞きとれた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...殆んど身じろぎもせずに本を読む...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...殆んど音も立てないで...
夢野久作 「微笑」
...陳列品に自国の美術としては殆(ほとん)ど何物をも有(も)つて居ないのは気の毒な程である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...虚空をつて行くやうな感じを與へる作は殆ど他にない...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...父との関係については殆ど何も知る所がない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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