...やはり五つの花弁が一つになつてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...にこやかな五つの顔の花粉を慕う黒いミツバチの姿で...
江戸川乱歩 「影男」
...五つか六つの子供が着るような大きい絣(かすり)の着物を着て...
太宰治 「正義と微笑」
...「五つ...
壺井栄 「大根の葉」
...そして五つの金貨をとって...
豊島与志雄 「銀の笛と金の毛皮」
...五つ六つ拾ふ毎に...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...忠太郎 五つといえばちッたあ物も判ろうに...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...十の権利とすれば赤瀬の大将が五つで...
火野葦平 「糞尿譚」
...その年の借り手は珍らしく若い外人夫婦で、五つ位の、金髪に大きなリボンを結んだ可愛らしい女の子がいました...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...海棠の花の下に四つ五つのぼんぼりが桃色に滲んで...
牧野信一 「海棠の家」
...花の解剖花には一番下に小い緑色の萼片が五つある...
牧野富太郎 「植物記」
...甲虫は六本の足をひろげて、釣針(つりばり)のやうな鈎(かぎ)の爪(つめ)をどこへでもひつかけて、赤や青や黄や紫の自動車や汽船や大砲やタンクや乳母車を、五つも六つも、いつしよにひいて、ゾロッ・ゾロッと、お縁をはつて行きます...
槇本楠郎 「かぶと虫」
...赤茄子の料理は随分色々伺いましたがまだ外(ほか)にございますか」お登和嬢「赤茄子のシチューと申すのは湯をかけて指で皮を剥(む)いて二つに切って種を絞り出して赤茄子が五つならばバター大匙一杯と塩胡椒とを混ぜて弱い火で二十分間煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...朝五つ時(どき)である...
森鴎外 「大塩平八郎」
...三十日ばかりのあいだに五つの招待を受け...
山本周五郎 「いさましい話」
...ざまあみやがれ」二十五両の包が五つ...
山本周五郎 「七日七夜」
...根元から五つに岐れた榧(かや)の大木が枝を張っている...
横光利一 「夜の靴」
...市松はそれより五つか六つ年上だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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