...凡そ有力なるものであつて必ずしも正しいものではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...此の恐ろしく丁寧で規則正しい建物を完全につくりあげさすその生きたコンパスの触れ方は何んと云ふすばらしいものだらう! その上労働者が馳け出しだと...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...正しいです」やがて大月氏は...
大阪圭吉 「白妖」
...どうか正しいお裁きが願いたいもので……...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...凡人はもっと正しいやりかたをしたであろう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...葡萄の正しい食べかたを知りたい...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...自分のこういう臆測(おくそく)は正しいと思われたので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...」「正しいことで...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...少なくとも僕の前提が正しいということがわかってきた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...「君の言うことは全く正しい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...もしこの想定が正しいならば(そして当時出現した金貨が少量であったことは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...人民のいい分の正しいことがきわめてしばしばある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かかる意味で正しい廉価の作は...
柳宗悦 「工藝の道」
...俺の血液はかくのごとく正しいのだといふ血液を誇つてゐるのだと思ふのである...
吉川英治 「折々の記」
...こんどの訴訟を」「正しい者は...
吉川英治 「平の将門」
...「源家の正しいお血すじと云っては...
吉川英治 「源頼朝」
...一応中を検(あらた)めて渡すのが正しいのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それこそ正しい龍山公のお孫である...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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