...」十九野村(のむら)が止めるのも聞かず...
芥川龍之介 「路上」
...お前を止めるハアト十字架像を取りのけたからわしが弱いのだ...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...またその手を止める)どうしてそんなこと...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...けれどもどうも七十になってもこの性質を止めることは出来ない...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...涙は後から/\と迸り出て暫く止める事が出來なかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...引き止めるまも何もなく...
豊島与志雄 「影法師」
...マドレーヌ氏はそれを止める間もなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...胸甲騎兵らは足を止めるひまさえもなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...――「まあさうまで言はれるのに私が止めるわけにも行かないが...
中原中也 「耕二のこと」
...話のわからねえ役人で――」平次が眼顔で止めるのも気がつかずに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...止めるを肯(き)かずに飛び出しましたが...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...私にもそれを止める力はない...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...再演物一切止めると言ってゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「抱き止める拍子に転んでしまつたら...
牧野信一 「明るく・暗く」
...「何だって止めるのだ...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...川の水をただ堰(せ)き止めるようなもので...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...かちかちと歯の鳴るのを止めることができなかった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...いまではこの涎を止めることができないし...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
便利!手書き漢字入力検索