...之れが單に財産居住を失ふに止まるか...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...この足が、止めようとしたら、止まるのかしら、と疑われる程であった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...このようにして水不足のときに最初に供給の止まるのは最も重要でないものである...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...そしてこれだけはその時だけに止まると思われないで...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...然しお馨さんは如何しても思い止まることが出来なかった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...之に止まるということは...
戸坂潤 「科学方法論」
...最後まで踏み止まるだけの力を持っていました...
豊島与志雄 「立札」
...旧(もと)の公明正大さのうちに止まるだけでは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...乱闘が一時に止まる...
中里介山 「大菩薩峠」
...泣けて泣けて止まることができないために...
中里介山 「大菩薩峠」
...因果なことに俺はそれを思い止まる力も無い」「…………」お園は戦く胸を抱いて...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...私はそんな茂みの一つの前に立ち止まると...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...思ひ立ちては止まるべくもあらず...
正岡子規 「花枕」
...濫読に止まるなということは多読してはならぬということではない...
三木清 「如何に読書すべきか」
...それはいつも規定の美に止まるであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...何にも知らぬ鵙はいつもの通り遠方からキイキイ啼きながら飛んで来ていつも止まる木の一番高い処に止まりますと...
夢野久作 「鵙征伐」
...止まるべき家もないので...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...どこまで出たら止まるものか」「その非武士めを懲(こ)らしめてやるのだわ...
吉川英治 「私本太平記」
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