...僕の五六歩前に立ち止まると...
芥川龍之介 「都会で」
...自ら知ると共に自らあることも亦複雜になり豐富になるに止まるならば固より論はない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...静かな母の針の運びが止まる...
上村松園 「作画について」
...後からきた自動車がすつと止まる...
種田山頭火 「行乞記」
...決して自然科学自身にとって単に外部的に過ぎないような規定に止まるのではなくて...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そこで既成政党が従来の既成政党として止まるためには...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...日光と空気と滋養物との自然要素に止まるんだ...
豊島与志雄 「生あらば」
...目に止まる事物も瞬時に起こりたちまちに変転するもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...美しいもの麗しいものを敬慕するに止まる...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...その足音が止まると...
中里介山 「大菩薩峠」
...醜名ながく止まる奧庭の古池に...
一葉 「暗夜」
...「感情」に發表せられたものは數篇に止まる*...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...寧ろ同所に引き止まることを主張したのであるが(如何(どう)して引き上げなければならなかつたかの経緯は省略するが...
牧野信一 「鏡地獄」
...アリストテレスが運動を通じてつねに自己同一に止まるものを捉えようとしたに反して...
三木清 「哲学入門」
...少数の作に止まるものは工藝の本道に入ることができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...個人作家に止まることによって...
柳宗悦 「工藝の道」
...嗚咽(おえつ)が止まると...
吉川英治 「平の将門」
...立ち止まるのである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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