...彼は彼等の學説の眞精神を捕捉せむと欲する意志さへも十分に持つてゐたか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...神の欲するところと人の欲するところとの間には...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...愛とは得んと欲する心なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...我の欲するものを彼が持つかすれば...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...彼は次に何を欲するか? たしかにそれは同じ種類の一層多くのあたたかさではあるまい...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...私が欲すると欲しないとに拘らず...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...専有の事実を欲するままに修正するように...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...又運命の欲するところを成さしめんために...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その知らんと欲することはいかなる点にもせよ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...私の欲するようには受け取らなかったに拘らず...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...其の私生涯に於ても亦公衆の心理に煩はさるゝを免かれむと欲するものゝ如く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ピラミッドは長くピラミッドたらんことを欲する...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...単に心の欲する所に従うだけでは...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...われらの欲する詩ではなかつた...
野口雨情 「極楽とんぼ」
...人は自分の欲することをわきまえていなければならないはずですからね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...我々の伝えんと欲する山の人も...
柳田国男 「山の人生」
...その欲するものを与え...
吉川英治 「三国志」
...『何故(なにゆえ)に一個人はその土地を売らんと欲するのであるか? それは彼が...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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