...餘程事件の眞相が誤られはせぬかと危むのです...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...楠野君はまだ何となく危む様子...
石川啄木 「漂泊」
...唯だ侯が之れを善用するを得るや否やは甚だ世人の危む所たるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...万一(ばんいち)に危む心から...
二葉亭四迷 「浮雲」
...わたくしは甚だこれを危む...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...己が上を知らずして夕ぐれ一人荒磯の暗きに立つを危むか心やすかれ...
横瀬夜雨 「花守」
...私は総選挙の結果がまたまた選挙人の不本意と国民の失望とに終りはしないかということを危むのである...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
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