例文・使い方一覧でみる「欒」の意味

...つつましやかに安楽に団欒（だんらん）しつつ余生を送ってる老士官の住居にふさわしいものだった... つつましやかに安楽に団欒しつつ余生を送ってる老士官の住居にふさわしいものだったの読み方
中勘助「結婚」

...かつてはわれも知った団欒（だんらん）の楽しみを思い返すに忍びなかったからである... かつてはわれも知った団欒の楽しみを思い返すに忍びなかったからであるの読み方
永井荷風「雨瀟瀟」

...暗然たる気持で此の幸福そうな団欒（だんらん）を眺めていた... 暗然たる気持で此の幸福そうな団欒を眺めていたの読み方
中島敦「光と風と夢」

...ストーブをかこんでの団欒とか... ストーブをかこんでの団欒とかの読み方
中谷宇吉郎「荒野の冬」

...「炉辺（ろへん）の団欒（だんらん）」のイメージだった... 「炉辺の団欒」のイメージだったの読み方
萩原朔太郎「郷愁の詩人　与謝蕪村」

...一家団欒（だんらん）の空気を作った... 一家団欒の空気を作ったの読み方
萩原朔太郎「小泉八雲の家庭生活」

...団欒（だんらん）する場処（ところ）だった... 団欒する場処だったの読み方
長谷川時雨「西川小りん」

...狂気じみた団欒（だんらん）の馬鹿騒ぎが... 狂気じみた団欒の馬鹿騒ぎがの読み方
火野葦平「花と龍」

...団欒（だんらん）として相親しみ... 団欒として相親しみの読み方
福沢諭吉「日本男子論」

...先づ一家団欒して平和を楽しむといふ事位から教へて行くのがよからう...
正岡子規「病牀六尺」

...……おはちなんかねえ」おはちは家庭の団欒（だんらん）のシムボルのようなものだから... ……おはちなんかねえ」おはちは家庭の団欒のシムボルのようなものだからの読み方
「朝の風」

...その代り僕の家では毎月一度ずつ無類上等の御馳走を拵えて一家団欒して食べる事に極めている...
村井弦斎「食道楽」

...「団欒対妻孥」と云つてあるを見て知られる... 「団欒対妻孥」と云つてあるを見て知られるの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...数多く紛れ込んで村々の内輪の団欒（だんらん）を攪（か）き乱すことであった... 数多く紛れ込んで村々の内輪の団欒を攪き乱すことであったの読み方
柳田国男「年中行事覚書」

...団欒（まどい）に飽かない晩もあった... 団欒に飽かない晩もあったの読み方
吉川英治「私本太平記」

...鉄棒つかいの欒廷玉（らんていぎょく）なんていうのがいて... 鉄棒つかいの欒廷玉なんていうのがいての読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...弾（はず）んでいた欒廷玉（らんていぎょく）は... 弾んでいた欒廷玉はの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...そしてその家毎（いえごと）の団欒（だんらん）を思ってみたり... そしてその家毎の団欒を思ってみたりの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

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