...其風采や質樸無難にして具(つぶ)さに平凡の極致に達し...
石川啄木 「雲は天才である」
...見るからに素樸(そぼく)な風体...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...挙動がなんとなく無骨で素樸(そぼく)であった...
寺田寅彦 「子猫」
...」「だれに?」とメルキオルは質樸(しつぼく)に尋ねた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...少し吊り上った口角の素樸(アーケイク)な微笑も印象的であれば...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...殊に庭の襁褓(おしめ)が主人の人格を七分方下げるように思ったが、求むる所があって来たのだから、質樸な風をして、誰(たれ)も言うような世辞を交(ま)ぜて、此人の近作を読んで非常に敬服して教えを乞いに来たようにいうと、先生畳を凝(じっ)と視詰(みつ)めて、あれは咄嗟(とっさ)の作で、書懸(かきかけ)ると親類に不幸が有ったものだから、とかいうような申訳めいた事を言って、言外に、落着いて書いたら、という余意を含める...
二葉亭四迷 「平凡」
...その霊麗なる純樸味...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...雅樸なる者を取て卑野として不美術的としてこれを斥く...
正岡子規 「俳諧大要」
...(前項雅樸婉麗の条をも参照すべし)一...
正岡子規 「俳諧大要」
...ギリシヤ劇などに現れてゐるやうな素樸な運命觀に舞ひもどるやうな氣持がしないでもない...
正宗白鳥 「新しくもならぬ人生」
...模写説は心の外に物があると素樸に考える素樸実在論であり...
三木清 「哲学入門」
...人民多くは淳樸の風を失い...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...我聞上古淳樸時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...敦卿(とんけい)の下(しも)に樸忠(ぼくちゆう)と註してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...森島樸忠、字は敦卿である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...森島氏は樸忠五世の祖忠上(ちゆうしやう)の時阿部正次に仕へた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」樸忠は用人として文政七年七月二十七日に「江戸在番」を仰附けられ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...純樸(じゅんぼく)な百姓の自然の口からでなくては...
森鴎外 「カズイスチカ」
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