例文・使い方一覧でみる「柄にもなく」の意味


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...或(ある)いは僕はそのとき柄にもなく旅愁に似たセンチメンタルな気持でいたのかも知れないね...   或いは僕はそのとき柄にもなく旅愁に似たセンチメンタルな気持でいたのかも知れないねの読み方
太宰治 「雀」

...職業柄にもなく文学青年的な純良さを持つ貞之助には切り出しよかった...   職業柄にもなく文学青年的な純良さを持つ貞之助には切り出しよかったの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...柄にもなく憐愍(れんびん)の情に似たものを感じていた訳であった...   柄にもなく憐愍の情に似たものを感じていた訳であったの読み方
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」

...――柄にもなく少々センチになる...   ――柄にもなく少々センチになるの読み方
種田山頭火 「行乞記」

...柄にもなく遠慮して...   柄にもなく遠慮しての読み方
種田山頭火 「其中日記」

...柄にもなく興味あるふうを見せながら...   柄にもなく興味あるふうを見せながらの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...場所柄にもなくつい酒となったような有様です...   場所柄にもなくつい酒となったような有様ですの読み方
豊島与志雄 「春」

...船頭の三吉は、稼業柄にもなく、水に落ちて死んだといふだけのことですが、野幇間(のだいこ)の七平の死骸には、背中(せなか)から突いた傷が一つ、水に晒(さら)されて、凄まじい口を開いて居ります...   船頭の三吉は、稼業柄にもなく、水に落ちて死んだといふだけのことですが、野幇間の七平の死骸には、背中から突いた傷が一つ、水に晒されて、凄まじい口を開いて居りますの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...柄にもなく揉手などをしているのです...   柄にもなく揉手などをしているのですの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...柄にもなく膝小僧を揃へて...   柄にもなく膝小僧を揃へての読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...山木があまり柄にもなく大きな仕事をするのでハラハラしていましたが...   山木があまり柄にもなく大きな仕事をするのでハラハラしていましたがの読み方
久生十蘭 「魔都」

...柄にもなく変な野心をおこすのだ! まつたく...   柄にもなく変な野心をおこすのだ! まつたくの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」

...柄にもなく赤い顔をして部屋の隅の鎧櫃を指差した...   柄にもなく赤い顔をして部屋の隅の鎧櫃を指差したの読み方
牧野信一 「鬼の門」

...そんなに笑はれたりするのを思ふと何だか俺も柄にもなく寂しくなつてしまつてね...   そんなに笑はれたりするのを思ふと何だか俺も柄にもなく寂しくなつてしまつてねの読み方
牧野信一 「奇友往来」

...お八重ちゃん」柄にもなく顔中を真っ赤にして圓太郎は...   お八重ちゃん」柄にもなく顔中を真っ赤にして圓太郎はの読み方
正岡容 「圓太郎馬車」

...柄にもなく神妙な顔をして寂しくはしごの下の早い(こおろぎ)に聴き入っていた...   柄にもなく神妙な顔をして寂しくはしごの下の早いに聴き入っていたの読み方
正岡容 「小説 圓朝」

...柄にもなく経験のとびとびや...   柄にもなく経験のとびとびやの読み方
山本実彦 「十五年」

...なアにね、ここの二階から眺められる住吉の高燈籠や澪木(みおつくし)など、えもいわれぬ景色なので、柄にもなく、歌の一つも詠(よ)んでやろうかと思ッてさ」「ほほほほ...   なアにね、ここの二階から眺められる住吉の高燈籠や澪木など、えもいわれぬ景色なので、柄にもなく、歌の一つも詠んでやろうかと思ッてさ」「ほほほほの読み方
吉川英治 「私本太平記」

「柄にもなく」の書き方・書き順

いろんなフォントで「柄にもなく」


ランダム例文:
欧陽修   元正   上むき  

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