...末子は家族の中でも特別扱いされることがある...
...彼女は末子で、兄弟がみんな既に結婚しているから、親に孫の願望がかかっている...
...末子独特の甘えたがりやすさがあるという印象を持っている...
...私は末子として育ったため、兄弟たちと比べ、自由に育てられたと感じている...
...彼も末子で、甘えたがりで人に構ってもらうのが好きだ...
...クロノスの末子ツォイスは...
高木敏雄 「比較神話学」
...その末子がいささか恨みを含んで陰謀をたくらんだとて...
太宰治 「右大臣実朝」
...いまひとりは式部の同役森岡丹後の三人の男の子の中の末子丹三郎とて十六歳...
太宰治 「新釈諸国噺」
...此の宛て名の主は所謂「高野非事吏(ひじり)」の祖明遍上人(少納言入道信西末子)のことであるという...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...我々は末子の家系です...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...熱のあるという末子...
火野葦平 「花と龍」
...末子(ばっし)千秋(ちあき)の出生(しゅっしょう)と同時に...
福田英子 「妾の半生涯」
...末子相続の慣習があったために...
柳田国男 「木綿以前の事」
...末子よ卿によき夢があるだろう...
山本周五郎 「青べか日記」
...それから末子が来る筈である...
山本周五郎 「青べか日記」
...末子の事も良くなるだろう...
山本周五郎 「青べか日記」
...いちばん末子の巳之助丸(綱宗)を世継にするよう主張した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...末子が跡目(あとめ)を継いだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...妙恵の末子、頼尚には弟にあたる宗応蔵主(ぞうす)は、まだいと若い仏門の人だが、父に殉(じゅん)じて、おなじく自殺した...
吉川英治 「私本太平記」
...「大事な大事な長官の乙子(おとご)(末子)さまだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...前左馬頭義朝(さきのさまのかみよしとも)の末子で...
吉川英治 「親鸞」
...「新・平家」を書き出す前にはいなかったわが家の末子の香屋子が...
吉川英治 「随筆 新平家」
...――何? 何? それ何?」いきなり駈け寄って行った末子の朝成は...
吉川英治 「日本名婦伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??