...末子は家族の中でも特別扱いされることがある...
...彼女は末子で、兄弟がみんな既に結婚しているから、親に孫の願望がかかっている...
...末子独特の甘えたがりやすさがあるという印象を持っている...
...私は末子として育ったため、兄弟たちと比べ、自由に育てられたと感じている...
...彼も末子で、甘えたがりで人に構ってもらうのが好きだ...
...末子のカロラインはすぐ泣き声になってどうしてもするのだと言い張る...
有島武郎 「フランセスの顔」
...重役の伊村作右衛門末子作之助の入縁仰せつけられて中堂の名跡(みょうせき)をつがせ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...その末子を一人亡くしてゐた...
徳田秋聲 「老苦」
...末子クリスティアン・バッハ(Johann Christian Bach1735―1782)は...
野村胡堂 「楽聖物語」
...病床にいる末子のために...
火野葦平 「花と龍」
...末子(ばっし)で独身のボヘミアンの彼は日本という海図上の一列島に何らの執着をも感じ得なかった...
牧逸馬 「上海された男」
...満洲の野に出てゐる末子の行雄に...
牧野信一 「サクラの花びら」
...波右衛門の末子(ばつし)大阪に入り...
森鴎外 「大塩平八郎」
...ようよう六歳になる末子(ばっし)の初五郎は...
森鴎外 「最後の一句」
...末子の田舎の家のことを話した...
山本周五郎 「青べか日記」
...末子よあなたに佳き夢と安らかな眠りがあるように...
山本周五郎 「青べか日記」
...末子よ安らかな眠りと甘い静かな夢が貴女の夜を護るように...
山本周五郎 「青べか日記」
...末子の事も良くなるだろう...
山本周五郎 「青べか日記」
...何方(どちら)かと云えば末子により多く似ていただろう...
山本周五郎 「青べか日記」
...甲州に質子(ちし)として養われていた末子の五男御坊丸(ごぼうまる)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...前左馬頭義朝(さきのさまのかみよしとも)の末子で...
吉川英治 「親鸞」
...――何? 何? それ何?」いきなり駈け寄って行った末子の朝成は...
吉川英治 「日本名婦伝」
...五女末子、産後死亡...
吉川英治 「年譜」
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