例文・使い方一覧でみる「未だに」の意味


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...――彼は未だに覚えてゐる...   ――彼は未だに覚えてゐるの読み方
芥川龍之介 「或阿呆の一生」

...唯未だに彼女の体に指一つ触つてゐないことは彼には何か満足だつた...   唯未だに彼女の体に指一つ触つてゐないことは彼には何か満足だつたの読み方
芥川龍之介 「或阿呆の一生」

...未だに忘れられないのは三度目に聴きに行つた音楽会のことです...   未だに忘れられないのは三度目に聴きに行つた音楽会のことですの読み方
芥川龍之介 「河童」

...どちらだか未だに判然しない...   どちらだか未だに判然しないの読み方
芥川龍之介 「上海游記」

...彼の記憶の中には未だに大きい白牛が一頭...   彼の記憶の中には未だに大きい白牛が一頭の読み方
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」

...信輔は未だにありありと口もとに残酷な微笑を浮べた彼の友だちを覚えてゐる...   信輔は未だにありありと口もとに残酷な微笑を浮べた彼の友だちを覚えてゐるの読み方
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」

...――立派に完成したルノアルは未だに僕を打たない訣ではない...   ――立派に完成したルノアルは未だに僕を打たない訣ではないの読み方
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」

...この人は先方の要求通り、鳩にダイヤを附けて放したため、未だに無事です...   この人は先方の要求通り、鳩にダイヤを附けて放したため、未だに無事ですの読み方
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」

...私が四十ちかくに成っても未だに無名の下手(へた)な作家だ...   私が四十ちかくに成っても未だに無名の下手な作家だの読み方
太宰治 「風の便り」

...未だにノオと言えないでしょう? きっと...   未だにノオと言えないでしょう? きっとの読み方
太宰治 「未帰還の友に」

...未だに自分たちを信頼してくれる同胞の女子供の無垢な笑顔をみるがいい...   未だに自分たちを信頼してくれる同胞の女子供の無垢な笑顔をみるがいいの読み方
田中英光 「さようなら」

...彼女が未だに再縁もせず...   彼女が未だに再縁もせずの読み方
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」

...未だにお前を忘れかねて...   未だにお前を忘れかねての読み方
谷崎潤一郎 「二人の稚児」

...経済学の定義は未だに完成していないといった...   経済学の定義は未だに完成していないといったの読み方
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」

...未だに「拓かれざる秘境」として...   未だに「拓かれざる秘境」としての読み方
中谷宇吉郎 「異魚」

...私を未だに寂しく悲しませてゐる...   私を未だに寂しく悲しませてゐるの読み方
萩原朔太郎 「定本青猫」

...「あんたは未だに子供っぽいところがあるんだな...   「あんたは未だに子供っぽいところがあるんだなの読み方
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」

...未だに唄の世界で有っているからです...   未だに唄の世界で有っているからですの読み方
柳宗悦 「民藝四十年」

「未だに」の読みかた

「未だに」の書き方・書き順

いろんなフォントで「未だに」


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