...美田(みた)の源次が堀川(ほりかは)の功名に現(うつゝ)を拔(ぬ)かして赤樫(あかがし)の木太刀を振り舞はせし十二三の昔より...
高山樗牛 「瀧口入道」
...甲の町内で阿夫利山の木太刀を担ぎ出すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...木太刀を捨てて塵打ち払い...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...栴檀(せんだん)造りの無反三尺の木太刀...
吉川英治 「剣難女難」
...新九郎もここぞ天の試練と木太刀にあらん限りの精をこめたが...
吉川英治 「剣難女難」
...二つながらこの新九郎が木太刀の髄(ずい)にこもっているのじゃ」「おお...
吉川英治 「剣難女難」
...自斎のとって中段に構えた木太刀は...
吉川英治 「剣難女難」
...神禰宜(かんなぎ)の左典と白衣の人が上段下段に木太刀をつけて...
吉川英治 「剣難女難」
...木太刀(きだち)...
吉川英治 「剣の四君子」
...空に高くとばされた栴檀(せんだん)の木太刀(きだち)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...本能的(ほんのうてき)に空の木太刀(きだち)をくわえ取った...
吉川英治 「神州天馬侠」
...するどい嘴(くちばし)に木太刀(きだち)をさらった大鷲(おおわし)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...船中で削って行った櫂(かい)の折れの木太刀というものが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...彼方(むこう)へ立とう」「して伝七郎、道具は、木太刀か、真剣か」「木太刀も持たずに参って何をいう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...相手の木太刀を奪って打つ」「広言...
吉川英治 「宮本武蔵」
...枇杷(びわ)の長い木太刀を持って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...木太刀を御拝借願われましょうか」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一滴の血もついていない櫂(かい)の木太刀を提(さ)げたまま...
吉川英治 「宮本武蔵」
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