例文・使い方一覧でみる「書き添え」の意味

...御覧済みの上は御返しを願いたいと書き添えてやった... 御覧済みの上は御返しを願いたいと書き添えてやったの読み方
愛知敬一「ファラデーの伝」

...――ちょいとこの間に書き添えるが... ――ちょいとこの間に書き添えるがの読み方
芥川龍之介「上海游記」

...そのために彼女はキリスト教婦人同盟の副会長という顕要な位置さえ投げすてたのだと書き添えた...
有島武郎「或る女」

...次のように書き添えた... 次のように書き添えたの読み方
大鹿卓「渡良瀬川」

...ここに書き添えることに致しました... ここに書き添えることに致しましたの読み方
相馬愛蔵、相馬黒光「一商人として」

...先生が教室へはいっていらっしゃると同時に、クラス会の新幹事の矢島が、つと立って行って黒板に、明日クラス会開催の事を記し、そうして、全部漏れなく出席せられたし、と書き添え、それから「漏」という字に二重丸を附けた... 先生が教室へはいっていらっしゃると同時に、クラス会の新幹事の矢島が、つと立って行って黒板に、明日クラス会開催の事を記し、そうして、全部漏れなく出席せられたし、と書き添え、それから「漏」という字に二重丸を附けたの読み方
太宰治「惜別」

...多少書き添える必要があろう... 多少書き添える必要があろうの読み方
谷崎潤一郎「鍵」

...手紙の終りに書き添えた――利子はいくら高くても構わないと... 手紙の終りに書き添えた――利子はいくら高くても構わないとの読み方
豊島与志雄「失策記」

...ジョルジュはそれに自分の名を書き添えるだけで満足していた... ジョルジュはそれに自分の名を書き添えるだけで満足していたの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...近々伯父が上京する由まで書き添えてあった... 近々伯父が上京する由まで書き添えてあったの読み方
豊島与志雄「蘇生」

...私の方へ送ってくれと書き添えてあった... 私の方へ送ってくれと書き添えてあったの読み方
中谷宇吉郎「鳥井さんのことなど」

...ここに書き添えて置く... ここに書き添えて置くの読み方
森鴎外「ヰタ・セクスアリス」

...ここで書き添えておきたいのは... ここで書き添えておきたいのはの読み方
柳宗悦「手仕事の日本」

...手紡（てつむぎ）手織（ており）の木綿が近年盛（さかん）になったことをも書き添えねばなりません... 手紡手織の木綿が近年盛になったことをも書き添えねばなりませんの読み方
柳宗悦「手仕事の日本」

...ということが書き添えてあった... ということが書き添えてあったの読み方
山本周五郎「落ち梅記」

...という意味のことが書き添えてある」隼人はそこで... という意味のことが書き添えてある」隼人はそこでの読み方
山本周五郎「ちくしょう谷」

...いつもながら三嘆するところである事を念のために書き添えておく...
夢野久作「能とは何か」

...簡略ながら東寔の略伝を何かから索いて親切に書き添えてくれた... 簡略ながら東寔の略伝を何かから索いて親切に書き添えてくれたの読み方
吉川英治「随筆　宮本武蔵」