...黄金の色は曇つても氣高い匂ひに二つはない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...塵に曇つた硝子を薄温かに染めて居た...
石川啄木 「菊池君」
...太陽の色はますます鈍く曇って来た...
相馬泰三 「六月」
...山中の湖水のやうに冷く曇りない一点の叡智が必要だと思ふ...
太宰治 「火の鳥」
...十一月廿八日曇――晴...
種田山頭火 「其中日記」
...七月四日曇つたり晴れたり...
種田山頭火 「其中日記」
...三月二日酔境に東西なく、酔心に晴曇なし...
種田山頭火 「其中日記」
...二月五日曇――雨...
種田山頭火 「其中日記」
...十二日は朝から曇った寒い日であったが...
田山花袋 「田舎教師」
...その日は薄曇りのした気の重い日であった...
徳田秋声 「黴」
...曇然(どんより)した目のうちを見ても...
徳田秋聲 「絶望」
...」声に曇りはなかったけれど...
豊島与志雄 「野ざらし」
...晴曇のほども分りかねた...
豊島与志雄 「反抗」
...ともあれ、この姫川上流、北安曇野盆地は、白馬岳の「代馬」を中心として、北に乗鞍、大日の二体の「種蒔き爺さん」、南に鑓大圏谷(カール)の双鶏、鶴首などの雪形に囲まれた、特異の山岳景観をもつことがわかった...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...もう塵(ちり)ほどの曇りもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この中老人の額を曇らせます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朝から曇つてゐたと思つたら夕方になつて遂に降り出し...
北條民雄 「続重病室日誌」
...三月二十六日 曇 風雪高度は低くとも雪の中はやはり冷える...
松濤明 「春の遠山入り」
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