...あれは日本堤署(にほんつつみしょ)の管内(かんない)ですね」課長は黙って肯(うなず)いた...
海野十三 「赤外線男」
...とみにやみけるゆゑ青楼を出(いで)て日本堤にさしかゝりしに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...それも日本堤の交番から知らせがあったので...
徳田秋声 「仮装人物」
...日本堤(にほんづつみ)は雪に埋(うも)れし低き人家と行き悩む駕籠の往来(おうらい)に...
永井荷風 「江戸芸術論」
...東都名所新吉原と題したる日本堤夜景の図を見よ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...箕輪の無縁寺(むえんでら)は日本堤の尽きやうとする処から...
永井荷風 「里の今昔」
...雪に埋れた日本堤や大門外の風景をよろこぶ鑑賞家は...
永井荷風 「里の今昔」
...日本堤を往復する乗合自動車に乗るつもりで...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...午前九時までに日本堤(にほんづつみ)の分署まで来て下さい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...日本堤(にほんづつみ)分署(ぶんしょ)です...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...――浅草警察署の管轄内(かんかつない)の日本堤分署です...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「静岡の伯父に譲らざる東京通なるには恐れ入る」「いくらでも恐れ入るがいい」「ハハハ日本堤分署と云うのはね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...日本堤分署へ出頭に及んだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...車夫に日本堤という所を知ってるかと聞いたら...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...主人は日本堤分署から戻ったと見える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これを日本堤と言ったのには...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この「土手」は勿論日本堤...
正岡容 「大正東京錦絵」
...とうとう日本堤から今戸へ出て大川の岸でようやく捕えた...
山本笑月 「明治世相百話」
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