...播磨屋(はりまや)一門...
高浜虚子 「五百五十句」
...こんな夕方には銀座を歩きながら資生堂のソーダ水でも飮みたいがそれよりも播磨屋が見たい...
竹久夢二 「砂がき」
...南座へ播磨屋でも來たらはくことにして樂しんでゐる...
竹久夢二 「砂がき」
...播磨屋(はりまや)橋で...
田中英光 「オリンポスの果実」
...土佐(とさ)の高知(こうち)の播磨屋橋(はりまやばし)のそばを高架電車で通りながら下のほうをのぞくと街路が上下二層にできていて堀川(ほりかわ)の泥水(どろみず)が遠い底のほうに黒く光って見えた...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...播磨屋兄弟のお園六助大出来...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...」「播磨屋(はりまや)さんの大蔵卿(おおくらきょう)...
永井荷風 「雪解」
...片手は播磨屋(はりまや)をきめこんで小手をかざして海のあたりをながめているのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...土佐の高知の播磨屋橋で坊さんかんざし買うを見た坊さんかんざし何するの頭が丸くてさせないよ頭が丸くてさせないよしかし...
中里介山 「大菩薩峠」
...みなが「播磨屋、播磨屋」といっているのに、その播磨には気づかずに、ただ岡田君としてつき合っていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...播磨屋の受取とは紙も違うし印判も違うのよ」豊次というその番頭がどこかで刷らせた用紙へ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...と播磨屋の主人は云っているそうであった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「そんな人間を使っていたのは播磨屋の責任だ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...播磨屋千六は、これも満月ゆえの限りない遊興に、敢(あ)えなくも身代を使い果して、とうとう分散の憂目(うきめ)に会い、昨日(きのう)までの栄華はどこへやら、少しばかり習いおぼえた三味線に縋(すが)って所も同じ大阪の町中を編笠一つでさまよいあるき、眼引き袖引き後指(うしろゆび)さす人々の冷笑(あざわらい)を他所(よそ)に、家々の門口に立って、小唄を唄うよりほかに生きて行く道がなくなっている有様であった...
夢野久作 「名娼満月」
...絶えて久しい播磨屋千六と...
夢野久作 「名娼満月」
...播磨屋千六の顔を見ずばなるまい...
夢野久作 「名娼満月」
...銀之丞に別れた播磨屋千六は...
夢野久作 「名娼満月」
...ことに播磨屋の千六は町人のボンチ上りだけに...
夢野久作 「名娼満月」
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