...東京から持ち越したインフルエンザのためにある病院へはいることになった...
芥川龍之介 「少年」
...可哀そうな父が春まで持ち越しそうにもないことは...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...青年時代から持ち越しの...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...北海道時代から持ち越しの...
徳田秋声 「仮装人物」
...こんなことは正月まで持ち越したくないから...
豊島与志雄 「神棚」
...俺らは甲州から持ち越した溜飲が...
中里介山 「大菩薩峠」
...山から落ちた勢いをなし崩(くず)しに持ち越して...
夏目漱石 「坑夫」
...しかし昨夜の一から十までが自然と延びて今日まで持ち越したとは受け取れない...
夏目漱石 「坑夫」
...髯(ひげ)も延びるだけ延ばしておそらくは去年から持ち越したものと思われるが目鼻立ちはほかの連中とは比較にならぬほど立派である...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...去年から病気を持ち越しているんだってね...
夏目漱石 「明暗」
...郊外から持ち越しのスリッパをペタンペタンはいて...
林芙美子 「清修館挿話」
...そして、重大なる事件は未解決のままに、夜を持ち越して、明けたのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...一夜を持ち越したために...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...半年前の紛擾を持ち越し...
久生十蘭 「悪の花束」
...あした顔を見てこの気持がほぐされるまで持ち越し...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...も一つ以前からの持ち越しかも知れないからである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...少し離れて真間の弘法寺など明治時代に持ち越したが...
山本笑月 「明治世相百話」
...今日まで持ち越して...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索