...手水を汲むために手水場へ行った...
...お寺の庭に手水場がある...
...神社で手水場で手を洗うのはマナーだ...
...手水場には綺麗な水が流れている...
...手水場の水は飲んではいけない...
...手水場(てうづば)へ行つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ムシ(監獄)に縁の深い俺たちはズバチョオ(手水場(ちょうずば))なんて言葉よりもっぱらこれを使っていた...
高見順 「いやな感じ」
...長火鉢や箪笥(たんす)や縁起棚(えんぎだな)などのある八畳から手水場(ちょうずば)の開戸(ひらきど)まで見通される台処で...
永井荷風 「雪解」
...「君は、いつ目が醒めたのだ」「わたし、お手水(ちょうず)に行きたくなって、それで目がさめちまったの――そうすると、あなたはいい心持で舟を漕いでいらっしゃる」「うむ、そうだったか」「ですけれども、あなた、お手水場が、外のあんな遠いところにあるでしょう」「うむ」「わたし、一人で行けやしないわ」「うむ」「ですからね……あなたに連れて行っていただきたいと思いましたわ」「うむ……」「うむうむ、おっしゃったって駄目よ、失礼しちゃうけれども、あなたに連れて行っていただかなけりゃ、あんな遠いはばかりまで行けやしませんもの...
中里介山 「大菩薩峠」
...お手水場(ちょうずば)へ入って落着いてという気分になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...秋蘭の植えてあるお手水場のところへやって来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...このお手水場は、お角さんの座敷に専用のお手水場になっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...お手水場の中にわだかまっていた奴は...
中里介山 「大菩薩峠」
...俺(お)ら一日(いちんち)に十六度(ど)手水場(てうづば)へ行(い)つたの一等(とう)だつけが...
長塚節 「土」
...便所の手水場(てうづば)の下をツクヅク眺めて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は手水場(ちょうずば)から帰って来てさて寝ようとすると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次は手水場(てうづば)から歸つて來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お手水場(てうづば)ぢやないか」野幇間の善吉は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの手水場(ちょうずば)の高い処にある小窓の障子かも知れないわ...
森鴎外 「心中」
...あの音は手水場でしているのだわ...
森鴎外 「心中」
...手水場の中よりか...
森鴎外 「心中」
...もう手水場にも行かれぬようになっていた...
柳田国男 「雪国の春」
...……眠れよみなの者」お手水場(ちょうずば)の縁のほうで...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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