例文・使い方一覧でみる「手ばなし」の意味
スポンサーリンク...手ばなしに泣き出した... 
石川欣一 「山を思う」
...家内などは手ばなしで泣き出す始末でね...
江戸川乱歩 「黒手組」
...手ばなしで、天真らんまんに大きな口をあけて、声を限りに、地だんだ踏んで泣いたものだ...
永井隆 「この子を残して」
...本当の手ばなしで泣いていて手がつけられない...
中里介山 「大菩薩峠」
...おいおいと手ばなしで泣きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...手ばなしたくないわ...
中里介山 「大菩薩峠」
...胡弓を手ばなした瞬間...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...あたしは汽車の西洋便器の蔽い蓋の上へ腰をかけて手ばなしで泣いていたのよ...
久生十蘭 「ユモレスク」
...手ばなしで惚気たものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...あはや袋の中から引つぱり出さうとして掴んでゐた補祭の足を手ばなした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...お手ばなしになるはずはなしさ」「なある――読めた！」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その味いとしないで謂わば手ばなしでめいめいの癖を出し合える場面として...
宮本百合子 「家庭創造の情熱」
...土地六百坪一括しては買い手がつきにくいから区画して手ばなしたいとか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一人の人間が手ばなしだったり小主観にいい気になっていたりしては...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ウアーと子供が泣くような手ばなしの泣き声になる）……なんとかしてよ...
三好十郎 「胎内」
...それは公卿の隆資が手ばなしで歓喜しているようなものではない...
吉川英治 「私本太平記」
...かんにんしておくんなさい……」わんわんと手ばなしで泣きだした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...手ばなしで哭（な）きだした...
吉川英治 「新書太閤記」
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