...彼女はあの晩の酔態が気になっている...
...酔態で運転するのは危険だ...
...昨日の酔態で失言してしまった...
...飲みすぎて酔態になってしまった...
...酔態から回復するのに時間がかかった...
...人目を憚(はばか)らない酔態に皮肉な流し目を送っていた...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...堀木がそんな酔態を演じる事を...
太宰治 「人間失格」
...昨夜の酔態をくやしがる...
種田山頭火 「其中日記」
...……彼の酔態は見てゐられない...
種田山頭火 「其中日記」
...君は私の酔態に避(マヽ)易してゐることがよく解る...
種田山頭火 「松山日記」
...初めて見た富士春の酔態に...
直木三十五 「南国太平記」
...お染坊」平次の酔態(すいたい)が少しひどくなると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この酔態には何か...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――ありゃやっぱりお滝の持物じゃないのか」平次はこの酔態へ釣り気味に訊ねました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あらゆる酔態と狂態を演じなければならなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」飄々たる辻潤の酔態に微笑を送り...
林芙美子 「新版 放浪記」
...十月十一日(木曜)昨夜の柳田貞一の酔態がシャクなので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...わたしの酔態をいたはるやうに眺めてゐたが...
牧野信一 「痩身記」
...――余は寧ろ君の酔態に好感を持つ云々といふやうなことを云つて俺を驚かせた...
牧野信一 「ひとりごと」
...あいつと来たら就中俺の酔態などといふものは顰しゆくしさうな...
牧野信一 「ひとりごと」
...そして俺の酔態に対して一言のひなんも浴せた験しがない――それは何も彼にとつては俺に限つたわけではないのだが...
牧野信一 「ひとりごと」
...大睡の後、眼をさまして、衣を着かえていると、近侍の者から、「今朝ほどは、大へんなご剣幕で、さすがの統も、胆(きも)をちぢめて引退がりましたよ」と、酔態を語られて、「えっ、そんなに彼を叱ったか」と玄徳は急に、衣を正して、統をよんだ...
吉川英治 「三国志」
...乱痴気な酔漢を路上に見るのは珍しくない時代であったが、父の酔態は、そんな酔ッぱらいの多い梅見客の中でさえ人目をひいた程だった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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