...女房の尻(しり)に敷かれた従順な亭主でもあった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
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芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...悪の国の従順な手先ではないのだ...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...クリストフはその従順な態度に多少心が静まって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クマはその黒い顔に丸い眼を光らしてるだけで、彼からどう扱われようと平気で、信頼しきってるのか、全く従順なのか、彼に全身をゆだねますが、やがて倦きてくると、爪を立てて手掛りを求め、ぱっと飛びのきました...
豊島与志雄 「水甕」
...自然は決して人民のように従順なものではない...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...それから従順なるペンはけっして我輩に口をきかない...
夏目漱石 「倫敦消息」
...従順な性格を持ったやつは一人もありゃしない...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...「貴女が従順な妻になるんなら当然の行為なんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...妙に従順な態度を見せ...
久生十蘭 「海難記」
...そんなに従順なので照子は...
牧野信一 「晩春の健康」
...夜毎々々に従順な匈奴を集めては四斗樽の鏡を抜いて長夜の剣舞を縦(ほしいまゝ)に振舞ふた...
牧野信一 「武者窓日記」
...しかして後日長上に従順ならんことを望むるは...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...老人の世話をしてくれたゴルゴオは物静な、詞少なな、従順な、澹泊な、小牛の様な娘である...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
...彼をその町の支配者たちおよび神々に従順ならしめ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この従順な降将へ...
吉川英治 「三国志」
...それまで永の月日を従順な嫁女であった女が...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...しかしかほどまで道理に従順な国民...
和辻哲郎 「鎖国」
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