...両手の内で頭をぐるぐる廻し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...お手の内を戴かせて貰ひませう...
薄田泣菫 「茶話」
...手の内全部を動員して...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...かねてからオーゲに眼をかけさせている手の内が七人...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...手の内のよしあし...
種田山頭火 「行乞記」
...立合うや直ちに手の内に切り込み...
中里介山 「大菩薩峠」
...手の内から飛ぶと...
中里介山 「大菩薩峠」
...パリは完全に彼の手の内に入った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...やがて財産が手に入ることに気付いていない! 馬鹿なこった! それはストレート・フラッシュを手の内に持ってるってこと...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...我々は未だに彼の手の内を見ることが出来ないでいます...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...要するに彼は手も足も出ない状態であたしの手の内にあるのよ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...私だけに手の内を見せてくれ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...女房に手の内を見せ過ぎたから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...頃日は女順禮、胸に木板のたゆるまもなく、爰の開帳、かしこの社の縁日、しやみせんに乘らぬばかり、つれふし歌、後生願ひのひる中、俗も坊主も秋ならねども、松蟲の鐘を少(ちいさい)しもくにて、手の内に鳴せ、孫四郎節のねんぶつ滿々(みち/\)て、後生願ひ願のさかんなる時なれば此等の聽受の多、にぎやかなるも斷(ことわり)、此の頃のは觀音巡りでなく、開帳縁日を押廻つた...
三田村鳶魚 「女順禮」
...彼はその手の内にあるものをあなどり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私の手の内で何人かの血を吸うであろう……と思うと一道の凄気(せいき)が惻々(そくそく)として身に迫って来る...
夢野久作 「冥土行進曲」
...「幕府の手の内、見えたり」と、なされて、後醍醐はいまや居直ッているお容(かたち)である...
吉川英治 「私本太平記」
...対手の内に没入しているのである...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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