例文・使い方一覧でみる「手ぐすね」の意味
スポンサーリンク...手ぐすね引きて待懸けたり... 
泉鏡花 「活人形」
...床の中から手ぐすねを引いたが...
泉鏡花 「婦系図」
...手ぐすねひいてまっていたわが監視飛行隊は...
海野十三 「怪塔王」
...かねて手ぐすねひいている新聞記者からは「事件迷宮入り」という香しくない烙印をたちまち捺されてしまわねばならない...
海野十三 「地獄の使者」
...手ぐすね引いて待ち構えているんだよ」刑事部長も捜査課長も知らなかったけれども...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...手ぐすねひいて待ちかまえていたのでした...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...手ぐすね引いて待ち構えていたのだ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...我々はいよいよ旬日の彼方に死が手ぐすね引いているのを覚えずにはいられなかったのであったが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...手ぐすね引いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...手ぐすね引いて居る者が少くないことを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――と手ぐすね引いて居ますよ」「よし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早速医家へお伴い申さねばならぬと手ぐすねひいていたのだが...
久生十蘭 「魔都」
...皆手ぐすねひいて待ってゝ麻雀一回...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...手ぐすね引いて構えている...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...手ぐすね引いて待ち構えている...
山本周五郎 「青べか物語」
...そこらの暗（やみ）に手ぐすね引いていた暗殺の雲霧組の黒衣（くろご）たちが...
吉川英治 「江戸三国志」
...今度という今度こそは、先は一門の実力と体面を挙げて自分へかかって来るにちがいない、必殺の陣を布（し）いて、来るべき日を、（今やおそし）と彼らは、手ぐすね引いて、待ちかまえているに相違ないのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どうかして飮ましてやらう醉はせてやらうと手ぐすね引いて私の一顰一笑（いちびんいつせう）を見守つてゐる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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