...内懐(うちぶところ)を覗(のぞ)いたが...
泉鏡花 「歌行燈」
...」小林君はそういって、懐中電灯で、あたりをてらしてみましたが、なにもみつかりません...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...ちょいとした表情や動作などに懐しい文夫の面影を見ることがあったんでございますの...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...懐から一本の銀笛が出た...
太宰治 「逆行」
...こんどは可成りの額の小遣銭(こづかいせん)を懐中して...
太宰治 「乞食学生」
...西森はこう云ってから僕をはじめ側に立っている友人の顔を懐しそうに見るのです...
田中貢太郎 「提灯」
...アンパンの袋と筍(たけ)の皮包を懐(ふとこ)ろに入れて戻って来て...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...そして淋しい懐中を心細く感じつゝ「女の一念...
直木三十五 「新訂雲母阪」
...まだ足元の岩の上で燃えて居る懐中蝋燭から...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...われわれはその一つ一つの懐しい波頭を見失うまいと努力する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...私が和漢の数学史について包懐するところの大体の見解は...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...懐中手(ふところで)をしていた者が急に居ずまいを直したりしてきまりを悪がった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姥(うば)が懐(ふところ)より日の岡峠にいたる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それが正に懐疑主義...
矢部貞治 「政治学入門」
...妻の遺物を懐(ふところ)にしたまま首を引っかけようとしたが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...曲折した山の懐を一足ごとに注意を払つて...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...ふかくそれを懐中(ふところ)に秘して...
吉川英治 「新書太閤記」
...弟子懐奘(えじょう)は問うていう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
