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饗庭篁村 「木曾道中記」
...涎(よだれ)に濡(ぬ)らす慵(ものう)げさ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...どんよりとした慵(ものう)げな瞳(ひとみ)を開けて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...どんよりとした慵(ものう)げな瞳を開けて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...慵(だる)い体を木蔭のベンチに腰かけて...
徳田秋声 「足迹」
...一日苦使(こきつか)われて疲れた体(からだ)を慵(ものう)げに...
徳田秋声 「あらくれ」
...慵(だる)い時のたつのを待っていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...」彼女は慵(ものう)げな声で言つて...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...病人のように慵(ものう)い神経が...
徳田秋声 「仮装人物」
...この生活もやがて慵(ものう)くなって来た...
徳田秋声 「仮装人物」
...頭が始終重く慵(だる)かった...
徳田秋声 「黴」
...暑いことと言つたら!融は筋肉がぐしや/\に熔けるかとおもふほど慵(だる)かつた...
徳田秋聲 「歯痛」
...生きることに不思議な慵るさを感じた...
徳田秋聲 「水ぎわの家」
...友人佐藤慵斎(ようさい)君の文集に載っている其(その)論に譲って...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
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永井荷風 「向嶋」
...どこかへ遠足でもしようじゃありませんか」兄はかすかに「うん」と云って慵(ものう)げに承諾の意を示した...
夏目漱石 「行人」
...何だか世間が慵(もの)うく感ぜらるる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...疏慵にして才薄き私の如きものが...
三好達治 「間花集」
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