...今は大臣の時勢を慨するや...
芥川龍之介 「骨董羹」
...日本人の世界的地位の低きを憤慨する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...今度帰ったら別のモリーと仲よくするからそう思えと書いてやる」としきりに憤慨する...
石川欣一 「比島投降記」
...眞箇に俺は憤慨する...
石川啄木 「鳥影」
...「なかなか憤慨するじゃアありませんか」と...
岩野泡鳴 「猫八」
...憤慨するものも無かった...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...しかしただ憤慨するばかりですませることでなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私は其の事を憤慨する...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...吾々が憤慨するこの過去に對して...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...まずこれをめがけて全身的に挑み――牛ってやつは紅いものを見ると非常識に憤慨するくせがある――かかっている...
谷譲次 「踊る地平線」
...人をばかにするにも程(ほど)があると憤慨する...
田山花袋 「少女病」
...それにたいして憤慨する者は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...だれだって憤慨するでしょう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...道庵先生が憤慨するのも道理がないわけではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...国粋論者は何故日本語を会議の用語に認めさせなかったかと青筋をたてて憤慨するものがあるかもしれぬ...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...心から自分のことのように同情して憤慨する男を何かしら頼もしげにも感じた...
火野葦平 「糞尿譚」
...憤慨する人があったら幸である...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...天下の事に憤慨するよりも...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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