...二人の天の寵児が測り難き全智の天に謝する衷心の祈祷は...
石川啄木 「葬列」
...それによって水の温度を高める熱の量との関係を精密に測りました...
石原純 「ヘルムホルツ」
...その値うちは測りしれないほどのものである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...地の厚さ測り知る可からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...もはや私は深さの測り知られぬこの水の底を覗き込むことが出来ない...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...測り知られざる真の静けさが...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ほとんど測り得られないほど深い意味のこもった次のような考えを述べた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どれほど患者の安静になるか測り知れない...
永井隆 「長崎の鐘」
...一日に雪が何糎とけたかという量を毎日測り...
中谷宇吉郎 「雪を消す話」
...測りがたき変化を受けつつあるとの結論に到着した...
夏目漱石 「それから」
...それとも例の李光明一派の測り知られざる詭計の一種なのか...
久生十蘭 「魔都」
...數を以て計へ時を以て測り...
福沢諭吉 「帝室論」
...広大深玄であって測り知れない神の業(わざ)にはとうていかなわない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...かかる人間の破壊の結果はほとんど測り知るべからざるものとなる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...予(あらかじ)め測り知ることが出来ない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...吾々の測り知り得る範囲を遥かに超越しているのでありますが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...張松の奇才は実に測り知れない...
吉川英治 「三国志」
...――さらば、小さな私事を離れて、さらに大きな問題についてたずねたいが、いったい将来の天下はどうなるだろう」「茫々たる天数、何で、小さい人智を以て、測り得ましょう...
吉川英治 「三国志」
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