...死と死後とは人智の測り知る可からざる處であるが...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...血にこそ染まね、千束なす紅葉重(もみぢがさね)の燃ゆる計りの我が思ひに、薄墨の跡だに得(え)還(かへ)さぬ人の心の有耶無耶(ありやなしや)は、誰か測り、誰か知る...
高山樗牛 「瀧口入道」
...「変異測りがたし」と...
田中貢太郎 「碧玉の環飾」
...)予は未だありしこの夜の経験の深きこゝろを測りつくし辿(たど)り尽くすこと能(あた)はず...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...いかなる権利をもって人はこの測り知るべからざるものに手を触れるのか?」しかし時とともに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ほとんど測り得られないほど深い意味のこもった次のような考えを述べた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...測り知られぬ深みから流れ出る凄惨(せいさん)なものに触れたようでもあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...測り知らるべきものでもないのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...各自の造詣(ぞうけい)は深さ高さによりて測り...
新渡戸稲造 「自警録」
...お六だよ」相手の出ようを測り兼ねて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次の思惑(おもわく)を測り兼ねて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...數を以て計へ時を以て測り...
福沢諭吉 「帝室論」
...それは測り知れぬ価値を有ち...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...人間の動機は測り知れぬものであるから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...君が学問こそわが測り知る所ならね...
森鴎外 「舞姫」
...ここで始めてわたしの霊魂は測り知る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...生死のほどは測りがたい」「…………」「かたがた...
吉川英治 「私本太平記」
...いわゆる音に聞えた猛将勇将は測り知れないほどあるし...
吉川英治 「新書太閤記」
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