...代々の民族はこの水を飲み、それを讃めたたえ、その深さを測り、そして過ぎ去ったことだろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...客観写生を進むることによって主観もまた到達するところが測り知られない...
高浜虚子 「俳句への道」
...)予は未だありしこの夜の経験の深きこゝろを測りつくし辿(たど)り尽くすこと能(あた)はず...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...測り定めし場(ば)の中にかくて兩雄相近く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...早晩帝王と帝王の名によって政権を握れる偽政治家とを一掃することあるやも測りがたし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...何と思わるるかはちと測り難けれど...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...私の首筋の痼(しこり)の大きさを測り...
外村繁 「日を愛しむ」
...論理とそれをもってしては測りがたき世界との関連的構造の支配の下にあるのである...
中井正一 「絵画の不安」
...ジワリジワリと柔かな剣のうち測り知られぬ力が籠(こも)って...
中里介山 「大菩薩峠」
...今後のことは測り知られないと言うよりほかはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...測りがたき変化を受(う)けつゝあるとの結論に到着した...
夏目漱石 「それから」
...相手の真意を測り兼ねて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...万三郎は平次の心持を測り兼ねて――もう少し多くしなければならなかったかしら――といった疑いに悩まされておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お六だよ」相手の出ようを測り兼ねて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...公儀の思惑を測り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうぞお召連れ下さいまし」長谷倉甚六郎(じんろくろう)の心持を測り兼ねながらも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...全く推し測りようは無かったのです...
野村胡堂 「百唇の譜」
...その毫も測り知らざる所であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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