...お慈悲深い仏様さへ手の届かなかつた売僧(まいす)を一人助けた上に...
薄田泣菫 「茶話」
...コスチウスコオは性来(うまれつき)慈悲深い男だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...慈悲深いといふのは...
薄田泣菫 「茶話」
...犬は不埒(ふらち)にも自分が救世主ででもあるやうに慈悲深い眼つきをして牧師を見かへりながら去つた...
薄田泣菫 「茶話」
...(それは慈悲深いとでも形容したいほど...
太宰治 「人間失格」
...すべての人に優しく慈悲深いので...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...何人(だれ)か慈悲深い人に拾われて往ったのか...
田中貢太郎 「竇氏」
...それでなくば彼の持って生れた親切にして慈悲深い...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...「慈悲深い、よく出来た御主人でございました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...慈悲深い、思ひやりのある方で、町内でも評判で御座います」それは平次も聽いて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「さまよひ歩いた、罪深い、しかし今は安息を求め悔いてゐる人間、その心の平和と生命の再生を齎らしてくれるこの優しい、慈悲深い、親切な人を永久に自分の傍に引き留めておく爲めには世の褒貶(はうへん)を冒して差支ないでせうか?」私は答へた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...決して集団の人間によってではないこと――このことにたいして我々は慈悲深い神に感謝しよう!まだ生きているあいだに埋葬されたということは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...むしろ慈悲深い女性に見える...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...慈悲深い神が罪を防いでくださる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...この痛みを治して呉れゝば千金も惜まない! 釈迦よりも孔子よりもキリストよりも慈悲深い神よ...
牧野信一 「朝」
...世にも慈悲深い大剣客と拝まれて...
牧野信一 「武者窓日記」
...また一部分は個人の慈悲深い寛大な努力によって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼がよこしまな人に対してあまりにも慈悲深いのを咎めたところ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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