...或る慈悲深い人の手に渡って...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...育ての親であるその慈悲深い人を支部長に仕立てて...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...まるで慈悲深い王様ででもあるやうに反りかへつてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...」「お前は自分を慈悲深い人間だと言ってくれとは言うまいな...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...何人(だれ)か慈悲深い人に拾われて往ったのか...
田中貢太郎 「竇氏」
...「お慈悲深いお天道(てんとう)さま! 十八年間も生埋(いきう)めにされているなんて!」第四章 準備駅逓馬車が午前中に無事にドーヴァーへ著くと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...まったく立派な慈悲深い人だ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...そういう悲観主義はたしかに慈悲深いものだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」「神様のような慈悲深いお方...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...危険な凝(こ)り性の性格の一面に善良で慈悲深い性格を持ち...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「慈悲深い、よく出来た御主人でございました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...決して集団の人間によってではないこと――このことにたいして我々は慈悲深い神に感謝しよう!まだ生きているあいだに埋葬されたということは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...慈悲深いとは云えないまでも...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...――そして彼は慈悲深い目的を擲つことの出來ぬやうな行爲を私に形見として遺して行つたのであります...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「或女友達への手紙」
...むしろ慈悲深い女性に見える...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...慈悲深い神が罪を防いでくださる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...または村の長老が慈悲深い者ならば...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その不思議な乞食のありさまが慈悲深い僧侶の...
和辻哲郎 「鎖国」
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