...その性質が善良で慈悲深い為めに...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...コスチウスコオは性来(うまれつき)慈悲深い男だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...」「お前は自分を慈悲深い人間だと言ってくれとは言うまいな...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...すべての人に優しく慈悲深いので...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...住職はいたって慈悲深い男であったが...
田中貢太郎 「義猫の塚」
...その晴れやかで無害な快楽をその慈悲深い手で振り撒きながら...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...まったく立派な慈悲深い人だ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...慈悲深い隣人らが母を気の毒がってること...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そういう悲観主義はたしかに慈悲深いものだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...神様は御慈悲深い――...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...危険な凝(こ)り性の性格の一面に善良で慈悲深い性格を持ち...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「若殿様をどう思う」「御慈悲深い方でございます」何かしら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...最初はその蝋燭が慈悲深い様子をしていて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...慈悲深いとは云えないまでも...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...世にも慈悲深い大剣客と拝まれて...
牧野信一 「武者窓日記」
...最上かつ最も慈悲深い理由から云って貧困に当然伴うべき恥辱感を弱めるものである(訳註)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼がよこしまな人に対してあまりにも慈悲深いのを咎めたところ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...飛び立ったのが我々二人に限られたのは慈悲深いことだった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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