...今更咎め立てしようにも仕方がない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そこにはこのあたりのものらしい漁師の咎め立てするような苦い顔が見つかった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...」女房(かみ)さんは咎め立てをするやうに怖い目つきをした...
薄田泣菫 「茶話」
...今更咎め立てしようにも仕方がない...
薄田泣菫 「茶話」
...手にはイガをむくための杖を持って――わたしは必ずしも霜の時節まで待たなかったから――かさこそ鳴る木の葉と赤リスやカケスの声だかい咎め立てのただなかを行くのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それを咎め立てしてもらっちゃ困る...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...咎め立ても致ざずにおれば...
直木三十五 「南国太平記」
...格別咎め立てしても」斉興は...
直木三十五 「南国太平記」
...表面上はなんらの咎め立てを蒙(こうむ)るべき由もないのであるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...あてもないところを咎め立てしてみるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...いまさらその辺を咎め立てするのもドジを重ねるような気がしていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ええ?」かうした咎め立てをしてすつかり有頂天になりながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...何者が御身の行状を咎め立てすることができようか? 何者が御身が夢幻(ゆめまぼろし)のように時を送ったことを責めたり...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...咎め立てなるまじと遣り込め閉口せしめたと出づ...
南方熊楠 「十二支考」
...迂濶な咎め立てをしようものなら却って無調法な仇討(あだうち)免状が表沙汰になろうやら知れぬ...
夢野久作 「斬られたさに」
...妾のする事を一々やかましく咎め立てておくれでない...
夢野久作 「どろぼう猫」
...咎め立てするとは心外千万な主君じゃ...
夢野久作 「名君忠之」
...「そういう咎め立てをするのではない」と...
吉川英治 「江戸三国志」
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