...山道を歩いていたら、慄然とした気持ちになった...
...彼女の歌声に聴き入っていたら、慄然とした...
...テレビで事件の映像を見たら、慄然とした気持ちがした...
...絶叫マシンに乗ったら、慄然としたが楽しかった...
...スリラー小説を読んでいると、慄然とした展開にドキドキする...
...三人は慄然(りつぜん)として立ちどまり...
江戸川乱歩 「影男」
...こいつ死んじまったんじゃないかしらん」黒衣婦人はただならぬ予感に慄然(りつぜん)とした...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...思いだしてさえ慄然(ぞっ)として魘(うな)されるくらいです...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...新宿のマーケット街を放浪する光景を想像すると慄然(りつぜん)となる...
田中英光 「野狐」
...慄然(ぞつ)とするほど厭であつた...
徳田秋声 「花が咲く」
...幽気であって幽鬼でない以上、それは勿論、形あるが如くなきが如く、音も立てず口も利かず、ただそれと感じられるばかりで、朦朧と浮游しているのであるが、一度それに触れると、人は慄然として、怪しい蠱毒が全身に泌み渡るのを覚ゆる...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...慄然(りつぜん)たらざるを得なかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マリユスは慄然(りつぜん)として立ち上がっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...覚えず慄然とした...
夏目漱石 「それから」
...文三は慄然(ぶるぶる)と身震をして起揚(たちあが)り...
二葉亭四迷 「浮雲」
...なほ酒をさそはれしが過ぐる日曜日の大失策を思へば慄然として辞退す...
牧野信一 「サフランの花」
...」「女の魂?」彼は思はず慄然として問ひ返した...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...なにかしら慄然とさせる鬼気を持っていた...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...どういふつもりだつたか徳大寺への途中で斃れてつひに道で死んでしまつたさうです」定家は自分の家にもさういふ老人や家人を抱へてゐるのを思つて内心慄然としたとある...
吉川英治 「折々の記」
...慄然(りつぜん)とした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...慄然(りつぜん)と...
吉川英治 「親鸞」
...「そうだ!」慄然(りつぜん)として毛穴がよだつ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...私を慄然(ぞっ)とさせたのと同じ...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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