...彼女のプロポーズには意想外だった...
...このゲームの結末は意想外すぎる...
...雨が降るとは、今日の天気は意想外だ...
...急な出費があって、財布の中身が意想外に減ってしまった...
...あなたがこんなに上手いなんて、まさかという意想外な発見だ...
...余りに意想外なるの故を以て...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...自分の今日の奮鬪は我ながら意想外であつたと思ふにつけ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...意想外の御裁決を仰出されたのでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...やゝもすれば意想外な悪戯(いたずら)を考え出して嬲(なぶ)りものにし...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...全く意想外の事であつたのであります...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...全然意想外なことが持上った...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...『多分愛するようになるでしょうよ!』この意想外な論法は...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...戰爭以來意想外の事多けれど鹽一升百圓以上に上りしは唯驚くの外なし...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...家の主人と細君との家庭生活が、どこにも見られまいと思はれるばかり、程度以上に、また意想外に、親密で濃厚すぎるやうに思はれるのが、桑田にはわけもなく或時にはいやに羨しく見え、或時には馬鹿々々しく、結局それがために、今まではさほど気にもしてゐなかつた独身の不便と寂しさとが、どうやら我慢しきれないやうに思はれ出した...
永井壮吉 「人妻」
...ある症状のごときは意想外の時期に忽然多発して...
永井隆 「長崎の鐘」
...人の気附かない意想外の変装をし...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...意想外な風聞を立てられたりするので...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...早く早く」何とも意想外なことになった...
久生十蘭 「魔都」
...就中(なかんずく)その動的表現は意想外に夥(おびただ)しいもので...
夢野久作 「鼻の表現」
...人々意想外の実況であろう...
横光利一 「欧洲紀行」
...」彼は此の意想外の転換に驚いた...
横光利一 「火の点いた煙草」
...久慈は灯のまったく消えた廊下に立ったまま意想外な大冒険をしている自分に気がつき...
横光利一 「旅愁」
...字体もまた変えてあるようだし、行のくばりといい、頭文字(かしらもじ)の数といい、すべて意想外だ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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