...彼女のプロポーズには意想外だった...
...このゲームの結末は意想外すぎる...
...雨が降るとは、今日の天気は意想外だ...
...急な出費があって、財布の中身が意想外に減ってしまった...
...あなたがこんなに上手いなんて、まさかという意想外な発見だ...
...余りに意想外なるの故を以て...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...ただそれが余りに意想外な犯人であるために...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...意想外に強い反応があって...
辰野九紫 「青バスの女」
...女には振向いても見なかつたんだから」「…………」「貴方には意想外だつた」「何と言つて好いのかな? お気の毒でしたツて言つて好いのかな?」「この前に来たO君なんか盛んなものでしたね? あれでも困るが――」「僕でも困るといふわけですね」Kはわざと大きく笑つて見せた...
田山録弥 「海をわたる」
...全く意想外の興味ある事件だったものである...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...全く意想外の事であつたのであります...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...ただここで大切なのは、そういう思い出のすべてが、まるで何者かの手によって前もって料理されでもしたように、事實(ファクト)に對するまったく新しい、意想外な、そして何よりもまず、まるっきり夢想も及ばぬような見方でもって、現在に立ち返って來たことである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...感応院の宝沢としての馴(な)れた生活からみると意想外の夢話(ゆめばなし)であった...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...家の主人と細君との家庭生活が、どこにも見られまいと思はれるばかり、程度以上に、また意想外に、親密で濃厚すぎるやうに思はれるのが、桑田にはわけもなく或時にはいやに羨しく見え、或時には馬鹿々々しく、結局それがために、今まではさほど気にもしてゐなかつた独身の不便と寂しさとが、どうやら我慢しきれないやうに思はれ出した...
永井壮吉 「人妻」
...ある症状のごときは意想外の時期に忽然多発して...
永井隆 「長崎の鐘」
...人の気附かない意想外の変装をし...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...拘引されたこと自体が全く意想外であつた...
平出修 「逆徒」
...そして其罪名自体が更に更に意想外であつた...
平出修 「逆徒」
...ふいに意想外なことをいつた...
室生犀星 「命」
...意想外の怪事件を派生し...
夢野久作 「少女地獄」
...人々意想外の実況であろう...
横光利一 「欧洲紀行」
...」彼は此の意想外の転換に驚いた...
横光利一 「火の点いた煙草」
...久慈は灯のまったく消えた廊下に立ったまま意想外な大冒険をしている自分に気がつき...
横光利一 「旅愁」
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