例文・使い方一覧でみる「意固地」の意味

...そういう意固地な真似ばかりするんですもの... そういう意固地な真似ばかりするんですものの読み方
伊藤野枝「ある男の堕落」

...誰も彼もみな人が変ったように意固地になったように強腰だった... 誰も彼もみな人が変ったように意固地になったように強腰だったの読み方
大鹿卓「渡良瀬川」

...底の知れないほど意固地なところもあった... 底の知れないほど意固地なところもあったの読み方
ドストエーフスキイ神西清訳「永遠の夫」

...挺でも動かぬ暗鬱な意固地さで... 挺でも動かぬ暗鬱な意固地さでの読み方
ドストエーフスキイ神西清訳「永遠の夫」

...その様子が意固地（いこじ）でほとんど頑固（がんこ）とも言えるほどだった... その様子が意固地でほとんど頑固とも言えるほどだったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...その意固地な眼の悲壮な真摯（しんし）さは... その意固地な眼の悲壮な真摯さはの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...意固地な沈黙のうちに固くなった... 意固地な沈黙のうちに固くなったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...けれどもいっそう意固地（いこじ）になって... けれどもいっそう意固地になっての読み方
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー　Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳「フランダースの犬」

...意固地（いこぢ）に自分を守らうとはしずにゐる... 意固地に自分を守らうとはしずにゐるの読み方
中戸川吉二「イボタの虫」

...意固地（いこじ）に逃込むのを憎がって... 意固地に逃込むのを憎がっての読み方
長谷川時雨「流れた唾き」

...意固地（いこじ）にいやとはいいきれないところだが... 意固地にいやとはいいきれないところだがの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...意固地（いこじ）過ぎた... 意固地過ぎたの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「黄金薔薇」

...意固地になり、陰気になり、危機状態だ... 意固地になり、陰気になり、危機状態だの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「煉獄」

...これが動機となつて意固地な運命は何処まで暗い行手を拡げることだらう……転々（ごろ／＼）と...
牧野信一「明るく・暗く」

...」私は意固地に喋りつゞけた... 」私は意固地に喋りつゞけたの読み方
牧野信一「秋・二日の話」

...先生根生で意固地だとかつて云ふけれど... 先生根生で意固地だとかつて云ふけれどの読み方
牧野信一「スプリングコート」

...「どうして純ちやんは此頃さう意固地になつたのでせう... 「どうして純ちやんは此頃さう意固地になつたのでせうの読み方
牧野信一「凸面鏡」

...「一體俺（おれ）は何（ど）うして何樣（こん）なに意固地（いこぢ）なんだらう... 「一體俺は何うして何樣なに意固地なんだらうの読み方
三島霜川「青い顏」

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