...な惶畏(かしこま)せまつりそ」とのりて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...只心安からず惶(おそ)れ惑(まど)へるのみ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...それは秘密を見知られた時にでもするような惶て方であった...
田中貢太郎 「竇氏」
...警備の隊は武器具して蒼惶として奔り出づ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...水師をさして蒼惶と退き歸る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼等ははっと驚惶(おどろき)の眼を見合わす...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...★一度女がかの恐惶((きようくわう))...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...古手の嬉しがらせに仰せを惶(かしこ)みて御別莊に御機嫌をうかゞふまでの耻はさらさじ...
一葉 「暗夜」
...或ひはハチス葉の生垣の蔭で斯のやうに息を殺しながら見物した無数の「舞台面」から最も容易く叙述し得られるものだけを極めて杜撰なる態度で愴惶と並べたに過ぎない...
牧野信一 「籔のほとり」
...恐惶謹言的状態で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大事な機(おり)をはずさないようにお願いいたします」にわかに蒼惶(そうこう)とした気持で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...惶てながら私はそのあとに從つた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...惶てゝ身をかはす間に二つ三つと飛んで來た...
若山牧水 「樹木とその葉」
...お醫者樣ひどく惶てゝゐるのである...
若山牧水 「樹木とその葉」
...惶てゝ切符を買つて棧橋へ駈け出すところを私は呼びとめられた...
若山牧水 「梅雨紀行」
...惶てて四辺を見廻すと昨夜眠った宿屋の裏の崖山が斑々として白い...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...お前先生にそんな事してお貰い申しちゃ済まねエに」年寄は惶てて息子の名を呼びながら注意した...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...すると老爺も惶てて立ち上ってその大きな掌を振った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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