...それを恥じるようにまっ紅(か)になって下を向いてしまった...
有島武郎 「或る女」
...冗談と冗談でない時とはちっと区別して考えるがいいんだ」園が西山のいきまくのを少し恥じるように書物の方に眼を移した...
有島武郎 「星座」
...私自身の失敗を恥じることを忘れて...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...恥じるがいい...
太宰治 「HUMAN LOST」
...その恥じるところなき阿修羅(あしゅら)のすがたが...
太宰治 「めくら草紙」
...一般人が発明した話の形式から懐疑を探し出したことを恥じるであろう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...すこしも恥じるところがなかつた...
蜷川新 「天皇」
...善良な女性なら恥じることはありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...何も恥じることはないという風に顔を上げている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...僕の芸術生活を少しは恥じることができるからなのですよ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...自分がアカデミシャンであることを恥じると抗議したような...
宮本百合子 「ある回想から」
...そんな日本語を使って自分の神経をごまかしている日本人恥じるがよい...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...だから他人に恥じるには及ばないが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...おみやはさして恥じるようすもなく...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「なぜ恥じるか」と...
吉川英治 「三国志」
...それを恥じるのかと...
吉川英治 「私本太平記」
...心から彼も自分を恥じるのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...またその側には常に自分の矮小(わいしょう)と無力とを恥じる念があって...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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