...恙(つゝ)がなく産(うま)れ出(いで)しといふやうに言問(ことゝひ)の前の人の山を潜(くぐ)り出(いで)て見れば...
饗庭篁村 「隅田の春」
...恙(つつが)なく松山の城下へはいった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...松の空洞の中の白蛇なほ恙なきや否や...
大町桂月 「吾嬬の森」
...「昨夜恙(つつが)なく帰宅致し候儘(まま)御安心被下度(くだされたく)...
田山花袋 「蒲団」
...ます/\胸の中瞋恙蓄へ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...明治座初日なれど徴恙あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...微恙(びよう)の蚊帳のなかから眺め...
長谷川時雨 「あるとき」
...ただ恙なく市(まち)を出はずれたかどうか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...母上兄妹(けいまい)の恙(つつが)なきを喜びて...
福田英子 「妾の半生涯」
...夕刻には恙(つつが)なく帰られたので...
正岡子規 「病牀苦語」
...騾ありて子を生みついに恙(つつが)なし〉...
南方熊楠 「十二支考」
...その夫恙(つつが)なきに会う...
南方熊楠 「十二支考」
...今年の夏はとうとう微恙(びよう)の内に暮した...
山本周五郎 「青べか日記」
...互に恙なくここまで来られた健康を祝すために無言のうちにコップを上げた...
横光利一 「旅愁」
...「微恙(びよう)のため」と断ってきたが...
吉川英治 「三国志」
...むすめが微恙(びよう)で寝ついたので...
吉川英治 「三国志」
...――恙なきや、との訊ねは、自己の優越感を満足させるために、此方を嘲弄(ちょうろう)することばと受取れる...
吉川英治 「三国志」
...四方の障壁にはまだ恙(つつが)ない金碧(きんぺき)の絵画が眺められる...
吉川英治 「新書太閤記」
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