...私は病気から快癒した...
...彼女の優しい言葉で彼は心の傷も快癒した...
...このマッサージは疲れを快癒するのに効果的だ...
...あの事件の傷跡が時間とともに快癒していく...
...早期治療をすることで、病気が快癒することもある...
...すでに快癒の後(のち)なりしかば...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...あるいはまだ快癒がはかばかしくないのかと思ったが...
芥川龍之介 「忠義」
...アノ快癒(なほ)つてからの事で御座いますから...
石川啄木 「鳥影」
...アル中もほとんど快癒(かいゆ)していた...
江戸川乱歩 「影男」
...快癒迅速(ゲリゾン・ラピッド)...
辰野隆 「パリの散策」
...悦子の病気がそう云う風に日増しに快癒しつつあった五月上旬のことであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...生命もどうかと気遣われたが幸いに快癒したので今度は Rev. G. T. Warner の学校に入ってそこで四年間の修業をした...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...快癒までに二週間を要した...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...酒が原因の病気は、酒をたちさえすれば、直ちに快癒する...
豊島与志雄 「愉快な話」
...五日で快癒する程度のものであった...
久生十蘭 「新西遊記」
...――幾らかは快癒するであろうとの希望よ...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...医者達もまた直ぐ快癒する患者として彼女をいつも取り扱っているように見えた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...日ならず御快癒(ごかいゆ)に相違ござりますまいが――」なぞと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...精神的に快癒がおくれる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分は決して快癒はしない病をもって生きているのが重荷なのだ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...近ごろになってお驚きになったように急に御快癒(かいゆ)の法などを行なわせておいでになるのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...祓(はらい)までも隙(ひま)なくさせて姫君の快癒(かいゆ)のみ待つ薫であったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...このくらいのところで快癒を御仏におすがりすることはやめたらいいでしょう」と言い残して寺へ帰った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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