...彼は後半生が農業に携わった...
...私は後半生は海外で暮らしたいと思っている...
...この小説は主人公の後半生を描いたものだ...
...彼女は後半生を楽しむために旅行に出かけた...
...父は後半生を趣味に費やすつもりだ...
...彼の前半生は――といってももはや後半生も残り少なになっているのであるが――かかることの絶えざる繰りかえしであった...
犬田卯 「沼畔小話集」
...これほど不振の後半生を送つた者は...
太宰治 「お伽草紙」
...後半生はこれからである...
種田山頭火 「其中日記」
...後半生の悲惨の死の前生には...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...わたくしは後半生に至ってスロヴォエルスばかりで話をするようになったもんですからね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...お雪の後半生をして懶婦たらしめず...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...それに杏坪先生は殆どその後半生を学者としてよりも...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...当年の奇才縦横はどこへか失って懊悩の後半生をおくってしまった...
長谷川伸 「身の上や」
...彼はその後半生、三十年間といふもの、彼の言葉を使へば「鉤をひつかけに」彼のところにやつて來るすべてのものから遠ざかつてゐました...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「或女友達への手紙」
...一つの思出だけで後半生を充たすに足りるような精神上の出来事にも出逢わず...
堀辰雄 「菜穂子」
...自らの性情その他が原因して失敗衰残の後半生を六区高塔下の舞台の上に曝してゐた悲惨の人々なのであらう...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...後半生のくさぐさについてはひと息吐く暇もなく引き続いて筆硯(ひっけん)を新に...
正岡容 「小説 圓朝 あとがき」
...いわゆる欧化時代の横顔(プロヒイル)たる西洋人情噺の諸作については引き続いて世に問う『圓朝』後半生篇の附録に語ろう...
正岡容 「我が圓朝研究」
...彼の人間および作家としての後半生は...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...特に後半生に於(おい)て然(しか)りだ...
山本周五郎 「青べか日記」
...彼の後半生はまったく別個のものになったろうと思う...
山本周五郎 「いさましい話」
...これからの後半生も...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし後半生においては忠実な神の僕(しもべ)であった...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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