...当て字を使った個所が非常に多いのですが...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...『ヰ』と『ヱ』は当て字だろう...
江戸川乱歩 「黒手組」
...それは一種異様な告白文であって、細(こまか)い鉛筆書きの、仮名や当て字沢山の、ひどい田舎訛(いなかなま)りのある、文章そのものが、已に一種異様な感じを与えるものであったが、読者の読み易い為に、文章に手を入れて訛りを東京言葉に直し、仮名や当て字は、正しい漢字に書き換えて、写して置いた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...原文の仮名違いや当て字や...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...一行一行当て字や仮名違いだらけで...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...当て字だよ」もっと面白い当て字があるぜと丸万は言って...
高見順 「いやな感じ」
...「飛力脱」とはなるほどうまい当て字だ...
高見順 「いやな感じ」
...「重野が上海に来てるらしい」当て字のことなど...
高見順 「いやな感じ」
...これも当て字のほうか...
高見順 「いやな感じ」
...うまい当て字を考えたものだ」つまり俺はそんなふうに...
高見順 「いやな感じ」
...水蓮などという当て字をかく人のあるのを見ると...
寺田寅彦 「柿の種」
...されば上出『仮名字例』等にを老懸に充(あ)てたは当りいる、これをオイカケというは緒を懸ける義で、老懸は当て字、それを強解するとて、髻落ちた老人は、で繋ぎ留めるなどいうたのであろう...
南方熊楠 「十二支考」
...でも世間から云えば当て字ということでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...是も当て字を見れば同一の音だったらしい...
柳田国男 「海上の道」
...たくさんの帷子は皆当て字であることは...
柳田國男 「地名の研究」
...節句は節供が正しい節句というようなおかしな当て字が...
柳田国男 「年中行事覚書」
...つまりはネブタに佞武人(ねぶと)だの佞侮多(ねぶた)だのという無理な当て字を自分でしておいて...
柳田国男 「年中行事覚書」
...室町初期の記録にはもう道振(どうぶる)いなどという当て字が普通となり...
柳田国男 「年中行事覚書」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??