例文・使い方一覧でみる「当てる」の意味
スポンサーリンク...靴（くつ）の踵（かかと）を机の縁（ふち）へ当てると... 
芥川龍之介 「影」
...高木氏が一寸指先を唇に当てると...
薄田泣菫 「茶話」
...そこを病室に当てることにした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...色や質感からロンドンのどこで付けたものか言い当てるほど...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...わたしたちの部屋をさがし当てるのさえやっとのことだった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...自分では、指も、手首も、未だくっついているように思えたが、激痛に縮み上るような右手へ、左手を当てると、腎（ひじ）から切り落されてしまっていて、生温かい血が、すぐ指の股から、流れ落ちた...
直木三十五 「南国太平記」
...傷の縫い合わせをする、三角巾を巻きなおす、沃丁（ヨーチン）を塗る、水をのませる、布団や筵（むしろ）を見つけてきてかぶせる、副木を当てる...
永井隆 「長崎の鐘」
...その次のにも運悪く掘り当てる事ができなかった...
夏目漱石 「夢十夜」
...その辺にある富籤を一枚拾って当てると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...探し当てる方法もない...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...」少佐は銃を肩に当てるが早いか...
宮原晃一郎 「風変りな決闘」
...矢は的に射当てるものだから……...
山本周五郎 「日本婦道記」
...こわごわ紙へ当てるのであった...
山本周五郎 「風流太平記」
...――水晶砿山を捜し当てるか当てぬか...
山本周五郎 「藪落し」
...麻雀（マージャン）の聴牌（てんぱい）を当てるぐらいの事はお茶の子サイサイで...
夢野久作 「少女地獄」
...刃（やいば）を当てるときには...
吉川英治 「松のや露八」
...ギ……と舳（みよし）を突き当てるように寄ってきた...
吉川英治 「松のや露八」
...そして売り渡された四十五万円の金に割り当てると...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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