...殆(ほとんど)学を廃するに至りしも...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...仮名遣改定案は――たとへば「ゐ」「ゑ」を廃するは繁を省ける所以なるべし...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...たとへば「ぢ」「づ」を廃するを見よ...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...私が絶対に全廃することが出来ないとでも云つてゐるかのやうにむきになつてゐらつしやるやうですが...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...七百年の武断政治を廃する...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...王を廃するということは夢にも考えなかった...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...宗教も道徳も廃するわけにはゆかぬ...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...急にこの習慣を廃することによって得意を失いはしないかとの姑息な思い煩いからであって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それには無駄な生徒いじめの訓練的な事は一切廃するがいい...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...私はあらゆる日刊新聞を全廃する事によって...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...入りては飾を廃すること無し……これ則ち心を専らにして色を正すと謂う」とあり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一日も談論を廃する能はず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...なおこの卒を廃する際にも若干の一時手当を交付したのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...数年来わたくしは宿痾(しゅくあ)に苦しめられて筆硯(ひっけん)を廃することもたびたびである...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...池や山の形にだけ以前の面影を残して荒廃する庭を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それがよいとなると王をも廃する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「公認の淫売屋を廃することは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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