...そしてその幕切れのところで劇の女主人公に躍(おど)りかかると...
岩野泡鳴 「猫八」
...この幕切れには納(おさま)りかねるものと見え...
海野十三 「電気看板の神経」
...海の方を向いて立つたまゝの幕切れは繪のやうでした...
竹久夢二 「砂がき」
...酒だ」という幕切れの澤田の藝は高田と高島屋とを交ぜて...
竹久夢二 「砂がき」
...幕切れの大見得切っても...
太宰治 「花燭」
...いいかい、オリガは、センチメントおさえて、おさえて、おさえ切れなくなる迄おさえて、幕切れで、どっとせきあげる、それだけ心掛けて居ればいいのだ、あとは尾沼君の言うこと信仰し給え、あれは偉い男だ...
太宰治 「火の鳥」
...この捜査もまもなく幕切れとなる...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...麁末之辨當申付候」といふところで大舞臺の幕切れといふ趣きであるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...ことに幕切れなどは...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...いつだったかカジノ・ド・パリで見た〈ツウロン〉というレヴュウの幕切れに出てくる...
久生十蘭 「だいこん」
...人生の舞台にはエンディングという都合のいい幕切れはないので...
久生十蘭 「肌色の月」
...「百鬼園」幕切れのイキが昨日から出なく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...幕切れを改訂する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「マリウス」の幕切れ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...幕切れは大芝居である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いよいよ久作も工場へ入る度胸が据って目出度しの幕切れの拍手は...
宮本百合子 「「建設の明暗」の印象」
...これは明るい幕切れであり...
宮本百合子 「「建設の明暗」の印象」
...今は私に取つて幕切れではあるかも知れないけれども...
吉井勇 「青春回顧」
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