...ほとんど言いつくせないほどいろいろな菓子が皿に山盛りになっている...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...ご馳走というものは必ずしも山海の珍味を卓上に山盛りすることではない...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...親しい遠慮のない友達が来ると水菓子だの餅菓子だのと三種(みいろ)も四種(よいろ)も山盛りに積んだのを列べて...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...嘘、わが身に快く、充分に美しく、たのしく、しずかに差し出された美事のデッシュ、果実山盛り、だまって受けとり、たのしみ給え...
太宰治 「二十世紀旗手」
...両手を廻したほどの大皿に山盛りしてある...
壺井栄 「瀬戸内の小魚たち」
...その上へ上へと桑材を山盛りにして...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...助七が笠へ山盛りに採って来たもの――雪割りの独活に至っては...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...御盆に水瓜を山盛りにして持ってくる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...山盛りの水瓜をことごとく平らげて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...俺は山盛りに賣るからよ...
長谷川時雨 「佃のわたし」
...山盛り皿に入れて出しておいて...
林芙美子 「小さい花」
...八ツ橋が山盛り店へ運ばれて来る...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...山盛りの果物も気に入った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...給仕が大きな銀のお盆にいろんな御馳走を山盛りにして持って来ます...
三浦環 「お蝶夫人」
...新聞の上へ炭を小さい山盛りにしてこれでいくらと売っている由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そいつをお椀(わん)に山盛り一杯ゴチになって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鉢に山盛りのぼたん杏が...
吉川英治 「随筆 新平家」
...真赤な炭火の山盛りになった囲炉裡端に坐りながら...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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