...といって小屋に居残れば居食いをしている外(ほか)はないのだ...
有島武郎 「カインの末裔」
...本所の隅っ子に長屋で居食いをするうちに...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...十人近い家族を抱えての居食いだから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「和製椿姫」
...それで居食いしているわけだが...
林不忘 「安重根」
...まるで思慮の足りない息子が親の残した財産を居食いしているようなものだ...
永井隆 「この子を残して」
......
中野鈴子 「方向」
...旦那じゃな」気楽な居食いの生活で...
火野葦平 「花と龍」
...二人は呑気(のんき)に居食いして暮らした...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...三月になると寤(さ)めて居食いする...
南方熊楠 「十二支考」
...「冬じゅうの居食いで...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索