...彼の出鱈目講演は縷々として尽きない...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...その色の調和や対照に妙味尽きないものが出来るやうになつた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...「興哥さんとの縁が尽きないものですから...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...しん/\として掬めども尽きない...
種田山頭火 「其中日記」
...話は話しても話しても尽きない...
種田山頭火 「其中日記」
...蕗を剥ぎつゝ思ひ出が尽きない...
種田山頭火 「道中記」
...災難の種も尽きないというのが自然界人間界の事実であるらしい...
寺田寅彦 「災難雑考」
...ブハーリンは唯物史観が単なる方法には尽きないことを力説している...
戸坂潤 「読書法」
...盗人と悪者の種は尽きないよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尽きない尽きない...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...はなしは雲の如くに尽きない...
牧野信一 「月あかり」
...光田さんは歴史そのものであるから話は尽きない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「あなた一人で苦労が尽きない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それと尽きない話をかわしたであろう...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...日ごとに色々の絵巻を我々に示して尽きないのである...
柳田国男 「峠に関する二、三の考察」
...降りても降りても羊腸として尽きないところは...
吉川英治 「江戸三国志」
...尽きない宿命のものなのか……...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――九紋龍(くもんりゅう)史進(ししん)もまたこの奇遇を尽きない縁と興(きょう)じてやまない...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??