...あの小童(こわつぱ)物の用に立つべきか...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...小童の癖に、おれ様の仕事の邪魔をする御礼をするぞ...
海野十三 「地中魔」
...今我国にて小童(こども)のたはむれにするも三百年ばかりさきの風俗遠境(ゑんきやう)にもうつりのこりたるなるべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...あまりと申せば小童(こわっぱ)めが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...もっともっと踊れ! と言ってるわけなのだ! 御苦労! 御苦労! これでやっと第一期の研究も終わりだ! アランの小童(こわっぱ)なぞが何と言おうと...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...野中清六と云う十九になる小童が馬の口に取り付いて押し止めた...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...この英発秀鋭なる小童の眼孔に影じたるよ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「小童(こわっぱ)――小童がっ」と...
直木三十五 「南国太平記」
...この小童(こわっぱ)にしてやられたのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...土ふるいの小童の手を戒めてやれ...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...〈不動使者小童子形を作(な)す...
南方熊楠 「十二支考」
...手紙を僧都の召使の小童に持たせてやった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...翌朝は姉弟二人の小童を案内に連れて...
柳田国男 「雪国の春」
...顔を撫(な)でた小童は...
吉川英治 「江戸三国志」
...二「小童(こわっぱ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そこへあまたの武士(ぶし)に追いつめられてきた乱髪(らんぱつ)の小童(しょうどう)があった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...自分の下僕(しもべ)であるあの小童(こども)を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小童(こわっぱ)の時代を抜けて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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